2008年07月20日

真景横濱今昔・・・本牧十二天

本牧十二天とは、本牧海岸に突き出した景勝地でした。白砂青松のこのかつての景勝地も今では埋め立てにより、その痕跡すら残っていないのが現状です。



元治元年(1864年)山手と本牧をめぐる外国人遊歩道路が作られ、この本牧十二天にも支道が設けられました。


本牧十二天社は、本牧本郷村(現・本郷町)の鎮守であり、この海に突き出た丘の上に鎮座していました・・・


本牧十二天への沿道には、このような茶店が設けられていました。こんな風光明媚な景勝地、本牧十二天も周囲の海が埋め立てられてしまいまして、景勝地の意味を全く失ってしまいました。







                                    3画像とも、提供:長崎大学附属図書館


そして、現代の同じ場所を見つけました。何の変哲もない丘・・・ここが本牧十二天であったことを知らなければ、ただ何気なく通り過ぎてしまうんでしょうね・・・事実私がそうでした。何度もここを通ったのに・・・icon10


本牧十二天を含む本牧海岸の様子ですが、ここに写っている場所には現在、下水処理場があって、関係者以外は入れません。下水処理場の前は、アメリカ軍に接収されていた事もあるそうです・・・







                                        提供:長崎大学附属図書館


前方の丘が本牧十二天社のあったところです。上の画像にギリギリまで近づこうとして、本牧公園の野球場まで浸入しましたが、ここまででした・・・



暑い中の炎天下、頭がくらくらとして、すわ「熱中症」と思いましたが、確かに別の意味で熱中症かもね・・・icon01icon11  


Posted by shin344 at 16:13Comments(2)横浜今昔物語