2009年03月03日

ファブル・ブラント8・・・木骨ナマコ壁

先日の開港150周年「100日前講演会」で聞いたブリッチェンスの横浜独特の擬洋風の建物ですが、この中の木骨ナマコ壁と、木骨石造の両方の擬洋風の建物・・・横浜居留地175番地に関東大震災まで存在したファブル・ブラント商会の建物はまさにこの擬洋風を凝縮したような建物なのが、改めて認識できました・・・


2階部分は日本古来の蔵作りのナマコ壁ですが、窓の様子から判断しますと、日本の蔵における壁の厚みは感じません。本当に外観だけのナマコ壁だと思われます。そしておそらく1階部分は木骨石造だと思います・・・ただし室内に入った訳ではありませんので、本当に木骨なのか、正真正銘の石造りなのかは分かりませんが・・・

ただ屋根には日本風の建物の雰囲気がありこれぞ「擬洋風」の典型のように思えます。

ファブル・ブラントが子女に残した遺言「真実の日本人と交際して真実の日本人を知れ」・・・という声が聞こえて来そうです・・・
  


Posted by shin344 at 20:11Comments(0)横浜今昔物語