2011年03月25日

3・11・・・頑張って下さい

【頑張れ】・・・被災している人、避難している人、被災者を援助している人それぞれが、ギリギリの生活で頑張っているのに「頑張れ!」とエールを送るのは、躊躇(ためら)われますが、「頑張れ」と言う言葉以外見つからないのも事実です・・・狭いマンションに老若男女の身内8人の原発避難民を受け入れている甥夫婦に思わず「頑張れ!」「頑張ろう!」と戸惑いながらも声をかけてしまうのです。
【風評被害】・・・どこどこの何々に○○シーベルトの放射線が検出されましたが「健康には全く影響ありません」「胃のエックス線検査の一回分にも満たない数値です」などと、心配させているんだか、安心させているんだか分からない風評を得々と語る事に腹を立てているのは私だけでしょうか?健康に何ら影響ない事なら敢えて発表することもないのではないかと。何処かの浄水場の乳幼児には摂取させない値になった時のような状態の時に発表すれば良いのに・・・肝心な情報は隠して、いたずらに不要な情報を開示して、風評被害を広げることが果たして妥当なことなのかどうかと思っています・・・
【避難所の生活】・・・畳や安心できるベットで寝起きしている私達には、想像もつかないような生活です・・・冷たい避難所の床、プライバシーもない、そんなところに着の身着のまま何週間も生活していて、今後、どれだけ続くのか見当も付かない、私だったら、とっくに身も心も折れてしまっているなぁ・・・そんな避難所で数日過ごした親戚の老若男女が口を揃えて話すのは、食べ物は比較的ある(おにぎりとかパンですが)のですが、石油や電力不足で暖房が少なく底冷えで老人や子どもから体力を消耗していた事、お風呂に入れないので、幼い子の肌がダメージを受ける事、トイレの不自由さは筆舌に尽くしがたい。その親戚たちは甥夫婦が懸命にガソリンを集めて、福島県二本松の避難所から救出しましたが、まだまだ彼らの苦難は続きます。私に出来る事は彼らの心身の平安を得るように手伝うことだけのように思えます。
【原発側の人】・・・今の私たちの気持ちとしては、原発の一日も早い安定を祈るしかありませんが、被害者はもちろん、大体の人は原発を否定する気持ちが大きいと思います。私の親戚に原発を支える・・・つまり勤めている人がいます。事務系なので、やはり一家と東京へ避難していますが、その人に話しを聞きました。原発は、今までもこれからも世界に貢献できると信じているそうです。しかしそれにしても、時期的に本当に止むを得ないのかも知れませんが、上記【風評被害】のようなものは、「原発バッシング」に他ならないのではないかと話していました・・・色々な考えがあるんだなぁー・・・冷静に何を私がすべきかを見極めて行動したいとつくづく考えさせられました・・・

何はともあれ、不自由な避難生活をする人々や原発の改善、改善に命懸けの人々、家や仕事や親族を失ったあまたの人々が一日も早く平穏な状況に戻れるよう祈ります。そしてこの被災を利用する貧困ビジネスや詐欺や窃盗など、弱者の足元をすくう人でなしの悪魔がいなくなることを・・・  


Posted by shin344 at 11:09Comments(0)日記