2012年10月19日

ふと、仰ぎ見る・・・

何かを一心に考えて歩く・・・足の向く方向だけを気にしつつ歩く・・・そんな時、ふと、あの懐かしい金木犀の濃厚な香りに包まれて我に返りました・・・仰ぎ見ますと、もう満開・・・



今まで生きて来て、その何処にでもあった金木犀・・・人手に渡った我が家の庭、放射能まみれで人っ子の居ないあの町、前の職場の調理室の前・・・

次にここを通る時には、きっと地面がオレンジ色に染まり始めているのでしょう・・・そして、私の波乱の一年が終わり、また始まるのです・・・

素晴らしく懐かしい音楽を聴くように、金木犀の香りは、一瞬にして、私の記憶を蘇らせてくれます・・・来年、この香りに出会う頃は、どこでどう、生きているのやら、生きていないのやら・・・  


Posted by shin344 at 09:52Comments(0)日記