晩酌の友と独言日記・・・

吉野家で牛すき焼定食を出したと言うニュースを聞いたからという訳でもないのですが、似たようなある日のメニューでした・・・すき焼きと言いますと、目の前でお肉をじゅうじゅう焼いて、割り下を加えて野菜を加える家族で囲む鍋のような印象しかありませんが、牛すき焼の発想で作ってみました・・・
牛肉に高級和牛でも使えれば良いのですが、それはちょっと困難ですから、たっぷりの肩ロースの切り落としを使いました・・・牛肉は火が通り過ぎますと途端に硬くなってしまいますから、野菜はたっぷりと煮込み、肉は別の鍋でさっと火を通し、盛り付けの時に合わせるようにしました・・・

私の幼い頃も、けっこう「すき焼き」食べましたが、牛肉は高いので、豚肉の方が多かったようです・・・父は肉にしっかり火を通さないと食べない人だったなぁとか、母は肉よりも野菜が好きだったなぁ・・・なんて昔々の思い出に浸って黙々と作っています・・・
  

ある南武線沿線の駅近く・・・肉屋の店先にこんな看板がありました・・・



「お肉は三河屋」がママの口ぐせって言う何という事もない看板ですが、よく見ると「ママの口くぜ」になっていますね・・・

この看板は最初は「ママの口くせ」だったのを、町紹介のテレビ番組であるお笑いタレントが、ママの口が臭いのか!!・・・ってひと笑いした後に、一筆入れて、そこはお笑いタレント・・・「口ぐせ」などとまともにいじくる訳はないです・・・「口くぜ」にしました・・・

因みに看板を書いたのが、外国人の店員か店長らしく、「口ぐせ」が「口くせ」になっただけのようですよ・・・

平和日本の一風景です・・・
  

料理のブログなら、専門的でかつ美味しいレシピが沢山載っているものが、ありますが、私の場合そもそもブログを始めましたのは、旨い晩酌の友を日記的に書いて見たいと思ったからでした・・・退職した今の私の主たる仕事は、グループホームで調理をする事ですから、いきおい未熟ですが少しでも美味しく食べて貰いたいと作る料理を書く事が多くなりました・・・


これはある日の夕食・・・ポテトコロッケと卵焼き、マカロニサラダと混ぜ込みご飯です・・・私が食べる分ではなく、夕食の時間まだ食卓に就いていない人の料理を写しました・・・
これも、また違う日の違うグループホームでの料理です・・・ところで毎日少ない予算でメニューを考えるのに頭を痛めていますが、決めるのはやっぱり、買い物に行った店で決める事が多いですね・・・

この日も全く何を作ろうか決めていなくて、お店に行きましたら、秋鮭の切り身が割合にお手ごろでしたので、鮭のホイル蒸し焼きをメインにしました・・・ところが、そこが衝動的メニュー決めの悲しさ・・・肝心のアルミホイールが足りなくて、一枚の小さなアルミホイールで包んだところ、中身が避けるは飛び出すはで、もう大変・・・直ぐに近くのお店に走ってアルミホイールを手に入れて、二重のホイールで包みました・・・皆さんには、「鮭の服を脱がせるのは、ちょっと手間かも知れないですよ」と声をかけましたけれど・・・  

安くて手に入れ易い「豆腐」・・・予算が少ない時のお助けですが、冷奴、湯豆腐、麻婆豆腐も良いけれど続くと飽きてしまいますから結構扱いに困る事もあります・・・そこで、今日は「豆腐ステーキ」に挑戦してみました・・・

木綿豆腐一丁を良く水切りし、横２枚に薄切りします・・・小麦粉をまぶしてフライパンでソテー・・・ソースとして「ちりめんじゃこ」「サクラエビ(サクラエビは高いので小エビにしました)」を乾煎りして香ばしく仕上げさらに「ニンニク」の薄切りや「シイタケ」か「マイタケ」で醤油味にしました・・・

その他に、鶏牛蒡炊き込みご飯と酢の物、そしてサンマの開き、味噌汁の定食で390円・・・いかがですか?
  

昨日「題名のない音楽会」を観ていて驚いたのは、小中学校の音楽教科書から唱歌が大幅に削除されているとの事でした・・・そのほとんどが、音楽教科書が作られた明治初期、日本独自の音楽(西洋音楽)がなくて、外国のメロディーに日本語の歌詞をつけたものがほとんどだった為らしいです・・・その後日本人作曲家による歌曲も沢山生まれた結果、そうなったそうです・・・

削除された曲は、「埴生の宿」「ローレライ」「峠の我が家」「草競馬」「金髪のジェニー」「おおスザンナ」等々・・・

昔、学校の音楽教師になるべく伴奏法を勉強した歌の数々が入っていましたが、これらの歌曲がもう今の子供たちに歌い継がれないのもちょっと寂しい気がします・・・


画像はネットから頂きましたが、二つ目の驚きは、このプロの東京混声合唱団の素晴らしさ・・・特に肩に力が入っていない自然体なのに、しっかりと楽曲が沁みて来る、さすがにプロ・・・大いに感心しました・・・
  

生田緑地ばら苑のばらが最盛期とのニュースを聞き行って観ました・・・車が駐車場に収まるまで40分位待ったり、山の中を歩いて20～30分と中々大変な道中でした。しかし、そんな疲れも吹き飛ぶような美しいバラが待っていてくれました・・・

これがばら苑の一部です・・・中は色々とバラの種類別に区分けしてありましたが、あまり気にしないで回りました・・・プリンセス・ミチコとかプリンセス・サヤコやクイーン・エリザベスなど皇族関係のコーナーもありました・・・

そして何よりもここは旧向ヶ丘遊園地の跡地だったんですね・・・向ヶ丘遊園地だった時には何度か遊びに行きましたが、今では当時の面影はほとんどありませんでした・・・

しばし、綺麗に咲いているバラたちを・・・

優雅で甘い香りに満ち溢れていました・・・


優雅です・・・皆下を向いているようですが、疲れている訳ではないのです。ただ単に撮影目線が上だったのかも知れません・・・


一輪と言うのも、鑑賞し甲斐がありますが、群れ咲いているのもまた良いものです・・・


赤とか白の定番色も良いですが、こんなオレンジ色も味わい深いです・・・



そしてこんなイエローもね・・・
この「ばら苑」、ばら苑になってからは初めて訪れたのですが、入り口近くに小さなバラ達が植えられている場所があり、ショボショボととしたバラが咲いていましたので、これがばら苑の全てだったら、ガッカリだなぁと思いましたが、そうではなくて良かった・・・

今がまさに見頃のようです・・・来週になると少し花も疲れて来るのではないでしょうか・・・そういえば去年の今頃、高島屋のバラ展を観に行った事を思い出しました・・・いやー、眼福眼福!!・・・


  

性懲りもなく、自分で作った料理を記録し続けていますが、最近多いのは圧力鍋を使ったものが増えています・・・圧力鍋の良いところは、調理時間の短縮や火力の節約といったことがありますが、私が一番気に入っている点は、魚離れの昨今、魚の骨までホロホロになって食べられるところでしょうか・・・私自身、幼い頃魚の骨を喉に刺してえらい思いをして以来、骨のある魚を遠ざけていました・・・

鯖の味噌煮がメインですが、味噌は、赤だしと白みそを合わせたので、色黒の味噌煮でしかも魚皿が黒っぽいので見栄えは全然しませんでしたが、美味しいと言ってくれました・・・他はサラダや澄し汁や、これがまた隠れた手間のかかる栗ごはん・・・そろそろ栗もお仕舞ですが、皮むきが大変・・・茹でてから剥くと良いと聞きますが、茹でても同じように思えました・・・

さて此方は、食べている人の手まで写してしまいましたが、奥の丼に入っているもの、これは「モツ煮込み」です・・・箸の下がカボチャの煮付けで、箸の持ち主は酢の物を食べているようですね・・・この「モツ」私はものすごく嫌いで、味見するのも辛いのですが、私が嫌いでも好物で望む人がいれば、仕事なので仕方がないですね・・・

ただ、圧力鍋ですと、硬いモツも、フワフワの柔らかさになることは確かです・・・
  

台風19号が早足で通り抜けた夜は、横浜のグループホームで夜勤でした・・・そして翌日は別なホームでの調理に向かいましたが台風そのものよりむしろ「吹き返し」が強くて、疲れ切った身体をシャキッとさせてくれましたっけ・・・


吹き返し中での移動中に水溜りの風紋を見つけました・・・

この文様の一瞬一瞬、決して同じものがないのでしょうね・・・しばし時を忘れて見入ってしまいました・・・

「年々歳々　花　同じからず」の無常観を連想しました・・・無常観というか「無常の風」ですね・・・
  

美しが丘ファミリー男性合唱団の演奏会があると聞き、足を運んでみました・・・私も約20年前に入団して楽しんでいましたが、辞めてしまいました。理由は色々あるのですが、前職での厄介な立場やら経済的な事などが原因だったように思い出されます・・・
それでも何となく細い縁が続いていて、今日の演奏会に至っていますが、皆さん楽しそうで、観ている(聴いている?)私も楽しかった20年前の思い出に浸れました・・・男性合唱団と言うとしゃっちょこばった団と言う印象ですが、指揮者の安田さんのキャラそのまま、ぶっちゃけた本当に楽しいものでしたっけ・・・20年経った今、知っている顔はほんの２～3人でした・・・色々な呪縛から放たれたらしい今、もう一度、楽しんで見たいかも知れませんが、戻る事はきっと無いでしょうね・・・

  

これは、先日サンマの料理を作ったのとは別のグループホームですが、そろそろサンマの季節ともお別れかなぁと塩焼きを計画しましたが、９月から10月にかけて、塩焼きが３回程提供されていましたので、急遽、梅生姜煮に変更しました・・・

圧力鍋(不思議な事に何処のホームにもあるんですね)で50分じっくりと煮上げますと、骨なんか鮭の缶詰のようにほろほろになってしまいます・・・食べる皆さんは最初は骨を警戒して恐る恐る箸をつけますが、「骨ごと食べられるんですよ」と告げますと、安心して食べてくれます・・・

副菜はポテトサラダと鶏手羽先と里芋の煮付けなどです・・・それに利用者さんからサツマイモの差し入れがありましたので、サツマイモご飯にしました・・・


ところで、PCの環境が変わったと先日報告しましたが、インターネット設定やら、オフィスのメール設定に大分苦戦しました・・・10年近くWindowsXPに親しんで来て設定方法もすっかり忘れてしまっていましたので、もう完全にお手上げ状態になって、このPC機を購入した家電量販店に持ち込んで何とか解決してもらおうと思いました。電話をすると、持ち込まれるより、出張サービスを受けられたら如何ですか?と言います・・・出張料１万余円・・・とたんに負けん気がムクムクと頭をもたげて来て、自力で何とかするわい!・・・と頑張りました(とは言ってもNTTやマイクロソフトの電話サポートには大分お世話になりましたけれどね)・・・って年寄りの冷水ですかね・・・  

今日は台風の影響か、少し暑くなりましたが、もうすっかり秋ですね・・・老妻と一緒に、車に約一か月分の日用品や食料を買って回りました・・・





まずは、あざみ野ガーデンプレイスまで・・・「魚力」でお気に入りの晩酌の友とか食料を仕入れてそのついでに、「スシロー」で久しぶりのランチ・・・


もう私の歳だと、こんなもので充分ですね・・・これは中トロのにぎりです・・・

そして、ボタンエビのにぎり・・・いくら小食とは言えこの二皿で済んだ訳ではありませんが、老妻と二人でたった1400余円・・・年を取ったら量より質だねぇなどとうそぶきつつ・・・

そして、次はセンター南の「ロピア」で食料の買足しと、近くの「コウナン」で日用品を・・・と秋空の下、老妻と二人、小さな乗用車で走り回りました・・・  

最近は何かと自分の作った料理を記事にしてしまっていますが、あくまでも自己満足の範疇です・・・プロの調理人は、その日の体調や気分によって味が変わると言うような事はほとんど、ないと思いますが、私が未熟なのは、夜勤勤務でへろへろに疲れた後の料理には、きっと元気な時のそれと多分違うのではないかと思います・・・

これはある日のへろへろ料理・・・しかし、食べてくれるお客さんがいる以上、手は抜きませんが、自分で自分の作った料理を食べる段階でもう食べる気が全くなくなっています・・・

原則は皆さんと一緒に食卓を囲むのですが、私の場合は無理をお願いして、極力食べない事にしています・・・どうしても、食事に立ち会う職員さんが私一人の場合には、一緒に食べますが、自分の盛りは赤ちゃんの離乳食程度、お子様ランチよりもっと少なくしています・・・

本日のメインはサンマの梅干煮・・・生サンマを生姜と梅干で圧力鍋を使い４５分位煮込んだものです。元々骨が柔らかいサンマですが、骨までトロトロになって食べられます・・・イワシなんかも良く同じように調理します。


気を付ける事は煮汁が少な過ぎると、圧力鍋ではほとんど水分が飛ばないものの、甘露煮みたいになってしまう事もあります・・・何回かそんな失敗もしました。逆に多過ぎてもパサパサになるし・・・って、お料理教室か!!・・・フラッシュ焚いてしまったので、一番下のキラキラするのは赤出しの味噌汁です。他のサブメニューはカボチャの肉みそあんかけと玉子焼きに酢の物です・・・  

毎年暑い暑いと耐えている内に、耐えるのにくたびれて、ふと気が付くと、どこからか金木犀の香りが落ちて来て秋になったのに気付きます・・・

今年もまたふと、この金木犀の甘い香りに気が付いて、「良い陽気になったものだなぁ」と思えました・・・私もとうとう67歳になってしまいましたが、後何回金木犀の香りに包まれる幸せに浸ることができるのでしょうか・・・

金木犀・・・少年の頃の私と老年の私を繋ぐ階(きざはし)のような存在かな・・・