2016年04月12日

ちいさいおうち・・・

最近公開された映画「小さいお家」ですが、山田洋次監督がバージニア・バートンの絵本をモチーフにしたとも言われますけれど、私が考えますが、それはないだろうと思います・・・


私は子どもの頃、この絵本を与えられて、夢中になりました・・・繰り返し繰り返し読んで、ボロボロ・・・この「ちいさいおうち」は、幼い息子に買った二代目です・・・

当時私は横浜の「チベット」などとチベット国民の方たちには誠に失礼な蔑称で呼ばれた横浜の片田舎に住んでいました・・・
裏山の清水が湧く所では沢蟹がいましたし、田圃が凍るとスケートもどきをしましたし、グミやら桑の実が美味しかったし「ちいさいおうち」周辺での光景とそっくりな楽しい毎日でした・・・

やがてこんな都会の真っただ中に「ちいさいおうち」は置かれてしまいますが、都会を知らなかった私にとって、都会の恐ろしさや慌ただしさがむしろ、アメリカの生活に憧(あこが)れた当時の日本人同様に、都会ってすごいなぁと・・・それが私の正直な感想でした・・・

この名作を前にして、私のような田舎に育った人間と、元々こんな大都会で育った人では、全く考え方が違うのではないかと思います・・・  


Posted by shin344 at 22:24Comments(3)日記