2007年06月02日

日本を祝う展を堪能しました・・・

東京ミッドナイトタウン内に開館した「サントリー美術館」の開館記念展「日本を祝う」に行って来ました。日本を祝う展を堪能しました・・・
この展覧会は鎌倉時代から江戸時代の国宝、重要文化財を中心にした豪華絢爛な展示でした。おめでたい文様を集めた「祥」、日本の季節にあふれる花鳥植物をデザインした「花」、伝統的な祝祭や伝統行事に焦点をあてた「祭」、歌舞遊楽を思い思いに楽しむ「宴」、文様や色彩の美しいハーモニー「調」のテーマで展示されていましたが、それぞれのテーマの150点にも及ぶ展示物全部が、心の中に入ってしまいました。素晴らしい展示でした。

中でも私が大好きな陶器類の素晴らしさには、息を呑む思いでしたよ。少し紹介させて下さい・・・
日本を祝う展を堪能しました・・・



江戸時代の尾形乾山作「色絵春草文汁注」です・・・
日本を祝う展を堪能しました・・・


これも尾形乾山作の「染付金彩芒文蓋物」です。
日本を祝う展を堪能しました・・・


江戸時代、鍋島「色絵寿字宝尽文八角皿」です・・・
日本を祝う展を堪能しました・・・


江戸時代、野々村仁清作「色絵七宝繋文茶碗」です・・・
日本を祝う展を堪能しました・・・


江戸時代、仁阿弥道八作「色絵桜楓文輪花鉢」です・・・
日本を祝う展を堪能しました・・・



そして、最後の最後、ほとんど出口付近に展示してありまして、ガーンと心が打たれました。江戸時代のギヤマン(ガラス)で出来た、その名も「藍色ちろり」です。○○作と言うような、肩書きはないもののこのちろりの見事さには完全脱帽です・・・
日本を祝う展を堪能しました・・・この展示会の感想ですが、江戸時代以前の人々の色彩感覚の方が、現代の混沌とした色彩溢れる時代の人々に比べてずっと豊かな色彩感覚、デザイン感覚の中で生活していたように思えます。これは、おそらく貧しい一般庶民においても、貴族程の華美さはないかも知れませんが、現代人より優れた美的センスを持ちあるいは、憧れていたものと思えます・・・展示物を観ていて思うことは、一度かの時代に戻ってみたいという事・・・






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Posted by shin344 at 19:12│Comments(0)美術
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