2008年03月08日

坐禅体験in建長寺・・・

坐禅を「させられ?」ました。謡のお稽古ですら、正座が全然できなかった関節の硬い私が果たして、趺坐(ふざ・・坐禅の為のあぐら)なんかできるのか、そこから不安でしたが、付き添って行った利用者さんの手前、真っ先に悲鳴を上げる訳にも行かず、往生しましたで~・・・face10icon11

坐禅体験in建長寺・・・まず、座布団2枚分位の大きな座布団(坐蒲・・ざふ)をそれぞれが手にして、片方を折り返して腰をかけてから、趺坐を組みます。趺坐は両足の足裏が天井を向く、結跏趺坐(けっかふざ)と片方だけの半結跏趺坐があります(写真に写っている人はただのあぐらのような)が、私にとりましては当然、半結跏趺坐でそれさえも、痛い事・・・脂汗が出そうになりましたし、何でこんな思いをしなければならないの?と頭をよぎるや否や、そんな私の心を見透かすように、指導の僧侶が、「皆さんは、この坐禅を強制的にさせられていると、お思いでしょうが、自分の心を律するチャンスを与えられたと感謝すれば、苦痛も和らぐのではないでしょうか」・・・ムム!納得!・・icon14
坐禅体験in建長寺・・・
初心者ですから、5分、10分と小刻みに3回坐禅をしましたが、その休憩(趺坐を解いている間)に僧侶のお話しがまた心に染み込みました。「机の上で覚えるのは知識、身体で体験して覚えるのは知恵です」「今は、インターネットなどで、簡単に会話が出来ますが、同時に相手を傷付けるような会話も横行して色々とトラブルも発生しています。これは、自分自身との会話が出来ていないからなのでしょうか。坐禅の間は、他者との会話は一切禁止ですが、それは静かに自分の心と会話するためです」「坐禅は武士階級が好んだとされますが、明日の命の保障もない武士がしっかりと心を澄まして日々を送るためだったと思います」・・・これまた納得!・・・生まれて初めての坐禅でしたが、座り始めの後悔が、終る頃はまた参加したい希望に変わったのも不思議ですねー・・・icon09

高徳院では、美男の大仏様が800年もの長い間、「結跏趺坐」のままで私たちを迎えて下さいました。坐禅の後でなければ、大仏様の結跏趺坐など意識しなかったんでしょうね・・・

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Posted by shin344 at 11:31│Comments(2)日記
この記事へのコメント
おはようございます♪

大学に入ったとき、高校の友人と
いつか焼肉と座禅に行こうと言っていましたが実現出来ませんでした。

焼肉の方は数年前にやっと実現出来ましたが
座禅は未だ実現出来ずです。

建長寺の座禅会には興味があったのですが
時間をつくって行ってみたいです。
Posted by バックバック at 2008年03月11日 08:35
☆バックさん。坐禅、是非とも挑戦してみて下さい。
足は痛かったのですが、足が痛いという事は足を
授かったという事ですから我慢して下さい・・・と言うのは
もちろん指導の僧侶の言葉です・・・マイブームに
なっていますが、私の職場は、何処が痛い、ここが
痛いと訴えに来る人が多いのですが、この僧侶の
言葉を悪用して、「えっ?お腹が痛いって?」・・・
立派な胃袋を授かって良かったねー、という風に(汗)
Posted by scemo3440 at 2008年03月11日 19:27
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