2008年06月26日

To横濱 100years ago・・・居留地20番地

横浜には、これまで紹介しましたように、何となく100年~150年前の雰囲気が残っている場所もあるんですが、地番のみにその痕跡を感じられる場所があります・・・それはここ・・・

To横濱 100years ago・・・居留地20番地


明治10年代の外国人居留地20番地「グランドホテル」です。当時はこのホテルの直ぐ前までが海岸で、潮干狩りなどが盛んに行われたようですよ。潮干狩りの様子は後で紹介しますね・・・
To横濱 100years ago・・・居留地20番地そして、ここが元グランドホテルのあった場所をほぼ100年前と同じアングルから撮影しました・・・正面に見えるのは、「横浜人形の家」と言いまして、旅行家「兼高かおる」が、世界中から集めたと言う人形たちが、展示されています。それで、この人形の家の住所は山下町20番地、横浜は、外観は変わっても、地番はそのまま残っていますので、それを頼りに昔の様子を訪ねることができます・・・かろうじて昔の面影といいますと脇を流れる中村川(開港後に横浜村と外国人居留地を分けるために掘られた運河です)くらいなものでしょうか。そして人形の家ビルに描かれたイメージはこの場所にあった、グランドホテルのイメージでしょうか・・・船
To横濱 100years ago・・・居留地20番地

そして、このグランドホテル前辺の海岸で潮干狩りをする人々です。撮影は、おそらく上のグランドホテルと同じ日時の撮影かと思われます。前方に見える桟橋は、フランス波止場と呼ばれていましたが、今は山下公園の中に呑み込まれた?のでしょうね・・・一番手前の女性がよいしょ!と海岸から上がった辺りに、マリンタワーがそびえ立っていると言った位置関係ですイカリ
To横濱 100years ago・・・居留地20番地
大正12年の関東大震災で大量に出た瓦礫を、上の写真で人々が潮干狩りをしている海に埋め立ててその上に出来たのが「山下公園」です。この写真の太い街路樹のある辺りと歩道の右側一帯が山下公園です・・・潮干狩りの海岸は確実にこの公園の下にあったはずですが、あの潮干狩りをしていた人々・・・楽しみより生活の為の潮干狩りのような感じを受けますけれど・・・何処へ行ってしまったのでしょうね。


Posted by shin344 at 14:50│Comments(0)
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