2008年08月25日

呪縛解放計画について・・

40年間に渡り、貯まりに貯まった家財道具を只今、処分しまくって居ります。どうしてこんなに不要な物ばかり貯まるんでしょうか?答えは簡単、「物持ちが良い」と言う美名と「思い入れ」がないまぜになった結果と、見つけました。

この厄介な呪縛を解放すると、案外簡単に捨てる事が出来るんです。私は独り息子ですから、我祖先が残した数々の物品が集まるのは当然・・私の父親がその私財の大部分をあの世とやらへ持って行きましたものの、私がまたまた、貯めに貯めたようです。

お金やら財産なら、良かったのかも知れませんが、そちらの方の執着心は無いので、困ったものです。

さて、その呪縛解放計画なんですが、その一

私の前の世代が残した遺物は全て処分すること。私の両親及び祖父母が意味を感じて、大切に保存していた物品の数々、今私が共通の意味で使用している物以外は全て処分しました。

呪縛解放計画その二

私が死んだ後、息子が私の遺物を整理するはずです。その際に確実に捨てられると思われる物は処分すること。独りで債務から逃げ回っている内に命を落とした父の遺品は私が一人で片付けました。何でこんな、下らない物ばかり貯めたんだろう?と思う想いと、改めて

父の寂しく悲しい人生に思い至り、泣く泣くその下らない物をゴミ袋に詰め込んだものです。私が債務に追われる事は考えられないとしても、何時何処で野垂れ死にするか分かりません。そんな時、息子が少しでも情けない思いで私の遺品を片付けさせたくはないと思うのです。

呪縛解放計画その三

今後の事ですが、どうでも良い物は購入しないこと。約1年間(四季のワンサイクル基準です)に使わなかった物は直ぐに処分することです。

呪縛解放計画とは言いましても無論全ての呪縛から解放されたとは言えません。私にとってどうしても解放出来ない呪縛は、ひとつだけ、今は地方で単身赴任している、息子の成長記録です。沢山のアルバムや絵本、生まれて初めて履いたバスターブラウンの靴・・・

同じカテゴリー(日記)の記事画像
父と子のひと時・・・
こんなところに(日本人じゃなくて)「すみれ」
初めての別世界・・・
初めての別世界・・・
お陰様でコロナにも罹患せずに・・・
歩くから・・・
同じカテゴリー(日記)の記事
 父と子のひと時・・・ (2024-04-19 19:15)
 こんなところに(日本人じゃなくて)「すみれ」 (2024-04-05 19:56)
 初めての別世界・・・ (2024-03-23 18:27)
 初めての別世界・・・ (2024-03-23 18:27)
 お陰様でコロナにも罹患せずに・・・ (2024-03-23 16:45)
 歩くから・・・ (2020-08-19 17:29)

Posted by shin344 at 11:56│Comments(5)日記
この記事へのコメント
誕生日おめでとうございます♪


呪縛解放計画は着々と進んでおられるようで(笑)

私も数年前に自分の死を意識したときに、
同じようにいろいろなモノを処分したことがあります。

死を意識と言うと大げさになってしまいますが、
言い換えれば死の覚悟ですね。

それまで溜めていた学生時代からの蔵書やLPレコードなども、
後に残った人が困らないように、かなり思い切って処分した気がします。


言葉足らずで、意味を取り違いされそうなコメントになってしまいましたが、
scemoさんなら理解してくださると思います^^
Posted by バック at 2008年08月28日 15:57
☆バックさん。こんばんは!ご無沙汰しましてスミマセン!

誕生日覚えて居て下さったなんて感激です。
本当にありがとうございます。とても嬉しいです。

バックさんの、おっしゃる意味、痛いほど分かる積もりです。
実は丁度今日、本当に偶然なんですが、私の小学5年生の誕生日に、両親からプレゼントされたマリンバを処分しました。当時、夢中になって、子供音楽コンクールなどに担いで参加しました分身のような存在でしたが、もう演奏する機会さえない今は、場所ばかり占領しますから、他の誰かに使って貰うより我手で印導を渡しました。

お好きだったレコードなんかは本当に辛かったと、お察し致します。
そしてまた、実は老妻もピアノや声楽を勉強していまして、さすがにビアノだけは手放す気にならないようですが、楽譜・・これが山ほどあるんです。一冊づつ歌ったり演奏しながら処分したら、50年位かかりそうな位、ありますが、やはりこれも、息子の代ではゴミになる可能性がありますから、少しづつ処分しているようです。

呪縛解放計画は、同時に悲しさや辛さは伴いますが、物は捨て、心は捨てない、そんな事にやっと気がついたように思えます。
Posted by scemo3440 at 2008年08月28日 19:08
おくればせながら、お誕生日おめでとうございます。

scemoさんが、家財道具の見直し?をされていると知り、偶然私も片付けをずっとやっているので、ものすごく偶然を感じて驚いている次第です。

思い出のもの・・は、写真に撮っておいて捨てるというのもいいですよ。
私も、娘達の書いた絵などずいぶんたくさん残しておりましたが、
(学校やらでまとめて持って帰ってくるんですよ。)全部写真に撮って捨てました(は~すっきり。)

目標は、いつでも引越しokな状態を目指しています。

この経験は、主人実家や、私の実家でもいつか役立つ努力だろうなと・・・
orz・・scemoさんのように、自分で気がついてやってくれたら助かるのですが。
・・・戦後のもののない時代をすごした世代の人には、使えるものを捨てるのは非常に抵抗があるようですね。
Posted by 蓮花* at 2008年09月08日 20:03
☆蓮花さん。蓮花さんが身辺の片付けをされているのをお聞き(前にですよ)して私も偶然の一致に驚きました。身辺のもの、全ての過去のカビの生えそうなもの、捨て去ると本当にサッパリしますね。今日も、息子のベビーチェアーと、60年余り前に戦死した伯父の立派過ぎる肖像画を横浜市の回収車に持って行ってもらいました。
確かに、冷静に考えますと単なるゴミ・・でも、必死になって生きて来た思い入れのものを捨てるのは一番辛いですよね。私の息子が残したものだけは、どうしても捨てられません。そうですね。写真を撮って捨てるのも良いですね・・・蓮花さん、ある意味、お引っ越しですか?
Posted by scemo3440 at 2008年09月08日 21:04
追伸・・P・Sですが、ご祝福ありがとうございました。私もついに生まれて初めて61歳になってしまいました。誕生日をきっかけに極悪オヤジらしく髭を生やし始めました。男にしか出来ませんよね。確かに私の父もそうでしたが、涙の出るような情けないものを大切に取ってあったのを思い出しています。
Posted by scemo3440 at 2008年09月08日 21:25
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。