2012年02月06日

鈴が森・・・

美しい響きの地名ですが、小塚原と並び称される有名な「処刑場」跡です。ここで明治4年までで10万人とも20万人とも言われる人々が処刑されたと言われています・・・大江戸古地図散歩という本で場所を探しましても記載がない・・・これはてっきりこの忌まわしい「鈴が森」という地名が地図から消されたのか?と思いましたが、インターネットで調べて見ましたら単に、古地図散歩のコースから外れて居ただけの事でした・・・そして、思い立ったらの伝で、休みの今日雨のそぼ降る中行って来ました・・・

鈴が森・・・




これは、火あぶり石・・・真ん中の穴に鉄の棒を挿して、そこに罪人を縛り火炙りにしたそうです・・・罪人の筆舌に尽くしがたい苦痛の脂と悲鳴が染み込んでいるんでしょう・・・
鈴が森・・・



これは、磔(はりつけ)石です。この四角い穴に磔の柱を挿したそうです・・・やはりこの石も罪人の血と悲鳴が染み込んでいるように思えます・・・南無阿弥陀仏!!・・・残酷な石ではありますが、日本の刑罰史を検証する上では大切なものなのでしょうね・・・
鈴が森・・・
これは「首洗いの井戸」です・・・説明の必要はありませんね・・・ところで興味深かったのは、この鈴が森処刑場が東海道の江戸への入り口にあることです。江戸に流れ込む犯罪者、または犯罪者予備軍の人が、この処刑場を見て犯罪を思い留まる効果が少しでもあったのでしょうか?・・・小塚原処刑場が千住にあり、やはり北からの江戸に入る街道沿いにあることを思い併せますと、ますますそう思います・・・


寒い氷雨の中、背筋が凍るような処刑場など好きこのんで見に行くなんて神経が、自分でも変だと思いますけれど、10万も20万もの罪人が命を落としたこの場所から何かこれから生きて行く啓示でも得られたら良いなと思いました・・・で、啓示はあったの?・・・あったようなないような・・・icon11

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Posted by shin344 at 17:39│Comments(0)日記
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