2012年05月05日

絵で見る幕末日本・・・

1863年(文久3年)に日瑞(スイス)修好通商条約を締結するためにエメェ・アンベールが、ジェイムス・ファーブル・ブラントやカスパー・ブレンワルドらの一行6人が来日し、やがて開港間もない横浜で条約締結活動をします。しかし、及び腰の幕府は彼らの要求を数ヶ月先延ばししますが、アンベール達はその期間、じっくりと当時の日本を観察し情報を集めていました・・・絵で見る幕末日本・・・

通商使節団の団長であるエメェ・アンベールは鋭敏な観察力や才能豊かな筆致で当時の日本見聞録を残し今こうして日本語訳を目に出来る事は本当に幸せです・・・上記ジェームス・ファーブル・ブラントのことは、私自身のHPに特集しましたものの、HPを立ち上げられたことに満足してしまい一昨年の暮れから、一歩の進化もありませんface10

当時、外国人は一定の範囲内しか通行が出来なかったこともあり、今考えて見ると、ちょっと変だなって思う箇所もありますが、逆にあの時代に良くこれだけの観察をしたものだと感心してしまいます・・・

今、横浜開港資料館でこの時同行した、シーベル・へグナー社の創始者、カスパー・ブレンワルドの日記も翻訳されつつありますので、これも完訳が待たれます・・・

ジェームス・ファーブル・ブラントの日記もあったそうですが、関東大震災で失われたそうです・・・それが残っていたら、このエメェ・アンベールの見聞録やカスパー・ブレンワルドの日記のように、生き生きとこの頃の混乱の幕末日本を饒舌に語ってくれたでしょうと残念です。

興味のない人には、それが?どうしたの?・・・ってな本かも知れませんが、ファーブル・ブラントが日本でどのように行動したかなども、うかがい知ることが出来て・・・熟読2回目に入ります・・・

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Posted by shin344 at 17:47│Comments(0)日記
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