晩酌の友と独言日記・・・

引っ越してから早一週間経ちました・・・前の住居への郷愁はほとんどありませんが、ひとつやり残した事が気になっていました・・・それは、関わってくれた不動産屋さんへの挨拶が出来なかった事でした・・・不動産屋さんって私の中では良い印象の欠片もありませんでした。父が死んだ時の事、父はその頃多大な借金を背負わされて逃げ回っているうちにあの世に逝きましたが、父の住居の不動産屋さんをやっと見つけ出しましたっけ・・・家賃も駐車場代も滞納していた父の尻を拭く(尾籠ですみません)にもそんなむお金もありませんから、菓子折りで勘弁して貰いました・・・借金の相続放棄を済ませてありましたのでそれはそれで通用するのですが、その時の不動産屋さんの一言・・・「結局これ(だけ)なんだね」・・・



まぁそれは父のたまたま関わった不動産屋さんの事ですから引きずる事もないのですが、前の住所で関わってくれた不動産屋さんは、でっかいGピアノ置かせてくれたり、二つ返事でリフォームをしてくれたり、結構素敵な不動産屋さんでした・・・

再びここを訪れる事はないでしょうけれど・・・

もしかしたら置き忘れたものがあるかもと、旧住居を訪れました・・・お世話になった不動産屋さんには、菓子折を持って行って心から感謝しました・・・不動産屋さんにも色々と心が籠った応対をしてくれるところもあるのですね・・・

40年間本当に色々とあったけれど、ありがとう、この住居よ・・・

置き忘れたものはありました・・・  

40年以上も根を下ろした「横浜市青葉区」から港北区へ引っ越しました・・・40年もひとつ処で暮らしますと「なんで?」と思うほど色々な「物」が溜まるもんですねぇ・・・「断捨離」なる言葉がありますが、まさにその「断行」「捨行」「離行」をここ３ヵ月でじっくりと修行しました・・・捨行に至っては、ここ「港北区に来ましてもまだまだ続いています・・・

ところで、この港北区って私が子供の頃過ごした長津田とか恩田辺りは、全て緑区とか青葉区ではなくて港北区でしたので、どう言う因縁かこの歳になってまた港北区に戻ってきた・・・そんな気分です・・・

さて、今日はこの「港北区」へ来て二晩目・・・ご近所には「亀屋万年堂」のナボナでご挨拶をしましたが、私たち老夫婦は引っ越し蕎麦で祝っています・・・