2008年11月13日

モーツァルトとブラームス・・・

クラリネット協奏曲を聴き比べる機会がありました・・・

完全なる私見ですけれど・・・感想を・・・



ブラームス、美しく悲しく、素晴らしい哲学的な音色です。クラリネットの響きが、同音程のビオラたちと相まって、まるで、丁寧に縫い上げた絹のような快さ、心にしっかりと突き刺さります・・・

苦悩しながらも真摯に生きる大人の心の綾を感じられます・・・



モーツァルト、クラリネットの響きが、まるでクラリネットの妖精が舞っているような、楽しい、清々しい気持になれます。周りを固める楽器の音色よりも、一歩前に出たクラリネット、「能」で言う「シテ」を彷彿とさせます・・・・

天才が才能のままの、見事な、天真爛漫な生き方を愛でているような気分に、なれました・・・


  


Posted by shin344 at 21:41Comments(0)日記