晩酌の友と独言日記・・・

メール便で～すと、保護司連盟からこんな退任記念品が送られて来ました・・・そう、今年７月までは保護司として活動していましたが、保護司とはボランティアの国家公務員ですから、先行きの生活すらどうなるか分からない自分に取りましてとてもボランティアをしている時間と経済的余裕もないと判断した結果です・・・

懐中時計という代物でしょうね・・・それでも、実用に出来るだけありがたいですが、この前、全国福祉協議会から頂いたのは、立派な桐の箱に入ってビロードの内箱に、洋銀で出来たメダル・・・これを飾って置く様な趣味もないし、純金ならともかく鋳潰しても何の価値もないし、かといって、そのままゴミ箱に放り込む訳にも行かず、困った経験があります・・・今でも困ってますって・・・

保護司時代の嫌な思い出(刑余者にも色々といますからね)の数々が、この時計で清算されたと思えばまぁ、腕時計代わりに使うのも良いですね。おっと、感激?のあまり、感謝の念を忘れてました・・・  

柿生の王禅寺に原木があるという、禅寺丸柿ですが・・・私の子どもの頃は、周りの柿の木は全部「禅寺丸柿」でした・・・この前、テレビ神奈川でチラッと放送されていましたが、この禅寺丸柿って、木の高いところに生るようですし、生り年も一年置きって言っていました・・・

確かに半世紀も前、農家のおじさんが、「今年は生り年」だとか「今年はダメだ」とか言っていましたから、そうなんでしょうね。そして、柿の実を採るのも結構高い木の枝まで登りまして、柿の木はもろいので、折れて落ちて怪我をしたなんて噂を良く聞きました・・・先っぽがYの字の柿採りの棒で収穫しているのを良く目にしました・・・

せっかく採った柿も、「粉(こ)」がふいていないのに当たると、完全に渋柿・・・人様のお宅の柿を泥棒(時効なのでお許しを)していました私にとりまして、結構死活問題だったりしましたっけ・・・
横浜産直の店、「浜っ子」で見つけて来ました「禅寺丸柿」です・・・  

ウォークマンを聴き始めました・・・去年の夏以来、ウォークマンを快く聴く事がなくなりました。な～んでか?・・・それはまぁ、心境の変化とか色々とありましてね。ほこりを被ったウォークマンを引っ張り出して来て、充電をし、新職場の行き帰りに聴きました・・・その染みる事、染みる事、乾いたスポンジが水を吸うように・・・

ジプシーキングス、フォーレ、モーツァルト、マーラーとそれだけしか録音してはいませんがそれだけでもう充分です・・・昨日は仕事の往復に、モーツァルトの「レクイエム」を聴きました・・・この曲はもちろん「アマデウス」の主題曲・・・半分はモーツァルト自身が作り、彼の死後に弟子が完成させたと言う「レクイエム」ですが、レクイエム(鎮魂歌)と言うより私にとりましては、希望が湧いてくるような気がする名曲です・・・

そしてまた、久し振りに「伊勢佐木モール」を伊勢ブラしました・・・何かが再び始まったような気がする今日この頃です・・・  

私の町に「たまプラーザ東急」がオープンしたのは、丁度３０年前・・・その時、息子の生まれた産婦人科で、オープンの号砲花火が、ポーン、ポーンと揚がっていたのを聞きましたっけ・・・あれから３０年、その当の息子は、忙しいのか、うんでもすんでもありませんが、便りの無いのは元気な証拠・・・と、自らに言い聞かしていますが、やっぱりね、なんですかね・・・



でも、「男の子なんてつまらないねぇ」などと言いながらも、たまプラーザ東急地下で、「オープン３０周年記念」のお酒を見つけて来て、老妻とミニ宴会です・・・

老妻も覚えたての携帯からの「写メール」などを、息子にでも送ろうかと、写していましたが果たして届いたかどうですか・・・

秋の夕餉がまったりと過ぎて行きました・・・  

世話人歴がやっと一ヶ月経ちましたが、やはり、子ども達を養いつつ、家族に食事を提供し続けた主婦の世話人さんには、敵いませんね・・・私は前の職場では、利用者さんの食べる事の楽しみをチェックする為に比較的、調理部門には目をかけた積りですが、そのチェックしたメニューがこんな形で生きるとは思いもよりませんでした・・・

とは言え、再度述べますが、子育てを終えた主婦の料理とは、繊細さが違うんですね・・・私の家では昔から、一人分づつなど「ちまちま」した取り分けなどしないで、大家族でもないのに、大皿にど～ん!と料理が乗っていて、勝手に取って食べる・・・ビッフェのようなのが多かったように思えます・・・

などと、言い訳をしていますが、その「ど～ん!」からは中々脱却出来ず、肉じゃがを大鍋にど～ん!と作ってしまい、ついでに安いからとモヤシを「ど～ん!」と購入してモヤシ炒めにしてしまったり・・・

サツマイモが旨そうだと計画性もなく購入して仕方がないので、天麩羅にしたり、甘露煮にしたり、品数ばかり多くて、こんな大雑把な男料理を食べさせられる人の方が気の毒ですね・・・

さてさて、今日の反省をしながら、また濃厚な香りの金木犀の下を通りました・・・前述しましたが、この香りに包まれますと、今まで生きてきた上での色々な想い出が一気に噴出すような思いがします・・・が、ふと・・・

昔、教え子に、金木犀の香りについて訊きましたら、「トイレの香りだから嫌い」とのたまっていましたが、それは金木犀の香りを芳香剤に使った無粋な大人の罪です・・・  

何かを一心に考えて歩く・・・足の向く方向だけを気にしつつ歩く・・・そんな時、ふと、あの懐かしい金木犀の濃厚な香りに包まれて我に返りました・・・仰ぎ見ますと、もう満開・・・



今まで生きて来て、その何処にでもあった金木犀・・・人手に渡った我が家の庭、放射能まみれで人っ子の居ないあの町、前の職場の調理室の前・・・

次にここを通る時には、きっと地面がオレンジ色に染まり始めているのでしょう・・・そして、私の波乱の一年が終わり、また始まるのです・・・

素晴らしく懐かしい音楽を聴くように、金木犀の香りは、一瞬にして、私の記憶を蘇らせてくれます・・・来年、この香りに出会う頃は、どこでどう、生きているのやら、生きていないのやら・・・  

「ハムカツ」なる惣菜は良く知られていますが、大体、肉屋か惣菜屋で買って食べるのが、普通ですね・・・コロッケやメンチカツ程のメジャーではない、マイナーではありますが、根強い人気はある・・・そんな惣菜のように思えます・・・それを食べたいと言う人がいましたので初挑戦!!!・・・

前の日に肉屋で購入して試食したのが、ハム(・・・と言うより厚手のソーセージ)がカツになっているもので、食卓のシテと言うより、ワキ状態と思われました。そこで、少しでも変化を付けるために、ボンレスハムを4枚使用し、間にチーズを挟んで見ました・・・

溶き玉子と小麦粉を2回くぐらせますと、衣は確かに厚くなるはずですが、どうも、それって小さいハムカツを大きく見せる肉屋の陰謀のような気がしまして、１回だけにしました・・・ちなみに画像は、半分を食べた状態のものです・・・

で、出来たのがこれ・・・リクエストした人は美味しいと「お世辞?」を言ってくれたので、まあ、良かったかな。。。  

元職場でも、自宅のPCにも使っていたデスクトップの背景を変えて見ました・・・気分転換というか・・・

「横浜錦絵」から、フランスの「赤隊」に対して、イギリスの「青隊」です。どちらも、その制服の色から「赤」「青」と呼ばれましたが、1962年に発生した「生麦事件」をきっかけにして、横浜には一時、外国人居留民を守るためと称しまして、数千人のイギリス、フランスの軍隊が駐留しました・・・

彼らの残した文化が、横浜の、いえ、日本の文明開化に大いに貢献した事も事実です・・・私の第二第三の文明開化を祈念しまして・・・おっぴき　ひやりこ　とっとっと♪(鼓笛隊の擬音です)・・・  

台風17号が来るって言いますのに、六本木までJポップを聴きに行きました・・・台風が近づいているので、さっさとお帰り下さいと連呼される中でしたが、かと言って、公演予定が変わる訳でもありませんから、目指す「ぬまおみやこ」ちゃんの歌を聴いてから、さっさと、帰りました・・・

それはさて置き、台風に追いかけられて帰るには体力を温存しなければと思い、食べ物屋を探して六本木をうろつきましたが、こ洒落た外国人向けの店とか、変な外国人が、カウンターに鼻を乗せているような、怪しいシシカバブーのお店とか・・・

松屋、すき家なんぞお馴染みの店もありましたが、何が悲しくて、六本木で「牛丼」?なんて疑問も湧いて、結局・・・コーヒー屋でドーナッツ一個・・・・

昔この辺りにうどん屋があったので、ついた名前が「饂飩坂」・・・まんまですね・・・


これが、夕食のドーナッツ・・・そしてホットコーヒー・・・訳の分からない高くて不味い食べ物を食べるより、気持ちは落ち着きましたけれど・・・
そして、「ぬまおみやこ」ちゃんのステージ・・・もちろん、ステージを撮影、録音については、お断わり・・・ただ、場所の雰囲気をお伝えしたくて、ステージが始まる前に、ちょいと失礼・・・他の歌手は大音量のアテレコで脳に突き刺さるような上手いんだか、下手なんだか分からないので苦手ですが、「ぬまおみやこ」ちゃんの歌は、ウクレレをポロロンと弾きながら歌う、かなり個性的・・・若い人には物足りないのかとも思えますが、私たち年寄りには快いですね・・・

ところで、台風17号に逆らったお陰で、遂に溝の口で電車ストップ・・・このままだと、夜中まで車中生活になりそうでしたから、溝の口からバスで宮前平へ、そして、タクシーを乗り継ぎ・・・結果19時に六本木を出たのに帰宅したのが結局22時・・・いやいやいや!!