2016年01月10日

その音奇妙なり・・・

横浜開港資料館で開催されている「横浜・西洋音楽との出合い」展を観に行きました・・・幕末の開港間もない横浜には外国居留民を守る為、各国の軍隊が駐留しました・・・特に生麦事件のあとは3000人を超える軍隊が駐留した事は良く知られています・・・
軍列の最初には軍楽隊が行進して士気を鼓舞する訳ですが、これに初めて接した日本人はさぞ驚いたことでしょう・・・

逆に外国人にとっても日本の小唄や端唄、謡曲などは全く理解の出来ないものだったそうです・・・これもきっと「その音奇妙なり」

軍楽隊の西洋音楽に接した日本人の感想・・・「その音奇妙なり」

西洋音楽を含めた西洋文化を取り入れる必要性を感じた日本は間もなく日本人の軍楽隊を作り、国歌を作りました・・・

1868年に起こった戊辰戦争で官軍が軍楽隊(鼓笛隊)の「ピ~ヒョロ と、と、と」で行進している場面を歴史ドラマなどで目にしますが、外国軍楽隊を取り入れたのでしょう・・・

その後、西洋音楽は日本の教育にも取り入れられたお蔭で、決して「奇妙な音」ではなくなりました・・・






  


Posted by shin344 at 19:21Comments(0)