2007年03月21日

故郷巡り・・・

私の記憶が始まった場所や、子どもの頃のほとんどを過ごした場所を訪ねました。まず始めは緑区奈良町、「子どもの国」の駐車場です。何となく切なくて写真を撮る気も起きませんでした。故郷巡り・・・
当時、「子どもの国」は、日本陸軍の弾薬庫を米軍がそのまま進駐して米軍弾薬庫でした。そして、私たち家族の住処は、旧陸軍病院の手術室でした。今でも鮮明に覚えているのは、床が当時では珍しいリノリューム張りでした。この陸軍病院跡の長屋はずっと前に取り壊されていて、10年以上前の息子が幼い頃、子どもの国に連れて来た時には建物の土台だけは残っていました。でも、今日行きましたら、すでにアスファルト舗装されていましたよ。思い出の場所が沢山あり過ぎて、返って辛くて、子どもの国で牛乳を飲んでさっさと帰って来てしまいました・・・・

そして、小学5年生から25歳位まで住んでいた長津田という町を訪れましたが、やっぱり落ち着かない感じでした。父が騙されて失った家も古びて、そのまま・・・負け犬とか勝ち組などの言葉はあまり好きではないのですが、やっぱり私の父は負け犬だったんでしょうね。故郷巡り・・・
と、そんなつまらない思いをするなら、故郷巡りなんてしない方が良いとは思いますが、何となく何年かおきに、訪れてしまうって、何なんでしょうね。

今日の肴は、ピーマンとシイタケの肉詰め&納豆です。納豆の上にかけてあるのは、おぼろ昆布です。

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Posted by shin344 at 18:55│Comments(2)日記
この記事へのコメント
一枚目の空の写真がなんとも素敵ですね、
ふるさとめぐりしたhamakkoさんの心模様のように、なにやらいろんな思いが入り混じっていて、それでいて光の差し具合がとても美しいです。

今生の宿命は自分では選べないですが、運命とは自分で命を運ぶもの。人の人生というものは、たどり着いて気づくようなものではないかと最近思います。決して負けたから意味がない人生などありようがないと思いますよ。
Posted by mariyie* at 2007年03月22日 23:11
☆mariyie*さん。そうなんですよね。自分でもそう思っています。この世の森羅万象のこと全てに意味がある、運命はこれから後の運命は変えられるかも知れませんが、今までの過去は変えられないことも知っている積りです。でも父の失敗で無くなった私自身も多感な思春期を過ごした家が、ボロボロになって残っていて、対等にお付き合いしていた周囲の家はそれぞれの人生に多分勝って、立派な豪邸になっているのを見ますと、家財道具も、飼い犬も捨ててこそこそと夜逃げした父の惨めな姿を思い出してしまいます。頭の中では、父を許しているんですよ。父がそうなったのも運命、そういう事がなかったら多分私は今の仕事に就いていないでしょうし・・・分かってはいる積りでも、現実、そういう嫌な思い出のものを見ると、割り切るより憎しみの方が出てしまうんです。ここが私の弱いところなんでしょうね。いっその事、そんな嫌な思い出のところへなんか行かなければ良いとも思いますが、この場所に立って、父への憎しみがなくなるまでは、やっぱり、思い立ったように気紛れのように行くように思います。す、すみませんクドクドと・・・(汗)
Posted by scemo3440 at 2007年03月23日 08:18
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