2007年06月09日

「0(ゼロ)からの風」を観て来ました・・・

2000年のある日の未明、早稲田大学に入学したばかりの19歳の若者を、酩酊した上無免許でパトカーから逃走中の車にはね殺される事故がありました。加害者に対する量刑はたったの3年半でしたが、愛する息子の将来を奪ってたったの3年余では納得の行かない母親が立ち上がり、「法律を変える」物語がこの「0(ゼロ)からの風」でした。「0(ゼロ)からの風」を観て来ました・・・交通事犯であろうとも、「殺人」並みの量刑を科すべきだと言う事がこの映画の骨子だと思いました・・
田中好子さんが好演していましたよ(写真上)。
感想ですが、素直に感情移入はできませんでした。息子を理不尽に奪われた被害者の心情は、一番に汲み取られなければならない事ですし、例えば私の一人息子が、誰かに殺されるような事になったら、息子は私の希望(ホープ)ですし、私自身の将来などそこで終りますから、どのような手段をこうじても加害者を殺します。もちろん私も保護司剥奪、刑務所に入るのですが・・・って、物騒ですが・・・face07これが本音であり、この母親も加害者を死刑にしてくれと叫んで居りましたがこれもまた本音です。
でも、感情移入出来なかった理由は、果たして量刑を多くすることだけが、犯罪を減らす原動力となるのかどうか?厳罰化する事イコール犯罪を減らす事に繋がるのかどうか、ちょっと疑問に思ったからです・・・映画の中で母親は、「せめて息子が生きた19年は刑務所で過ごしたら良い」と加害者に語っていますが、刑務所に収監される事や死刑にされる事だけが償いとは、私は思わないのです。
「0(ゼロ)からの風」を観て来ました・・・

明日は日曜日ですが、楽しい宿直勤務です・・・あまり、問い合わせや、事故はないものと思いますが50人近くの入所者さんたちが生活している現場ですから、絶えず何かが起こっているのが現状です。ゆっくりと「笑点」を観ることがてきると良いなぁー。今日の肴は「シメサバ」&小さなフリーカップに「納豆、モズク、キムチ、温泉玉子を混ぜ合わせたもの」です。

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Posted by shin344 at 18:58│Comments(2)映画
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『0(ゼロ)からの風』の上映会へ行ってきました。
『0(ゼロ)からの風』上映会【バックの日記】at 2007年06月10日 15:28
この記事へのコメント
おはようございます♪

なんと!
私は2回目の上映を観てきました。
同じ会場におられたのでしょうか???
Posted by バック at 2007年06月10日 08:35
☆バックさん。おはようございます♪
私も二回目でしたよ。舞台上手側、前の方でした。バックさんもいらっしゃったんですね。そんな気はしましたよ。何故ってバックさんのページ知った訳けですから・・ありがとうございました。被害者や被害者の家族の痛みが分からない保護司などに、なりたくないと、感じる映画でした。
Posted by scemo3440 at 2007年06月10日 09:00
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