2009年08月15日

終戦記念日・・・靖国神社にて

1945年に終結したこの戦争で、世界中で数百万人の何にも代え難い命が失われました・・・失われた命のひとつひとつは、親が居て、子が居て、親であり、子であり、愛する人が居て、愛する故郷や国がある人なんですね・・・そんな事の確認に私は、大体この時期、靖国神社に訪れます。今日は少し午前中早目に出かけましたが、九段下の地下鉄階段を出た辺りからもうこんな状態・・・・



何を訴えたいのか分からない各種団体が、迫って来ます。外国人に選挙権を?いや、与えるな!とか、○○国は我等民族を虐殺している!とか、右翼らしき外宣車がワーワー言ってたり、もう少し静かに慰霊する気にならないんでしょうかね・・・・icon09


やっとの思いで、大鳥居に辿り着きました・・・いやーホッとしたと安心したのもつかの間でした・・・


こんどは、参道の真ん中で慰霊祭をやってます・・・どこの団体だか分かりませんが、何もこんな人通りの真ん中を占拠して慰霊祭なんぞする事ないのに、しかもその何とか会と言う会員しかこの慰霊祭に参加できませんなんて張り紙・・・icon08


やっとの思いで参拝を済ませましたけれど、今年もありましたよ、戦争の亡者達のパフォーマンス・・・愛する国や国の家族を守る為に、死にたくもなかった人々が、これを見て嬉しいんでしょうかね。分かりません私には・・・icon10
その後、何時もはスルーするんですが、遊就館(ゆうしゅうかん)と言う戦争博物館に入って見ました・・・ご真影と称しまして、この靖国神社に納められた人の写真が一面に張ってある場所があります。私の伯父も張り出されていても不思議ではないのですが、ありませんでした。遺族の希望にもとずいて張り出されるという事でしたから、なくて良かった。伯父の父、私の祖父はそういうセレモニー的な事大嫌いでしたからね・・・face06


遊就館の中はもちろん撮影禁止ですから、撮影可能な、無駄な戦争の無駄遣いの「零戦」を撮って来ました・・・icon20


参拝が終われば、もう用はない、辺りはばからない外宣車の騒音など聞きたくもないですし、さっさと混まない方向へ闇雲に歩いていましたら、麹町に出ました。静かになったら途端にお腹がキューッと言う訳で、その辺のお店で「カタヤキソバ」を頂きました。空きっ腹にはとても美味しかったなぁ・・・




今年は、友が死んだり、息子が結婚したりの何か節目の年です。日本国の節目のこの終戦記念日、我が家も終戦で戦争から開放された父が母と結婚して私が生まれた訳ですから、そんな何かの因縁が、この暑苦しい雑踏に私が足を踏み入れた動機付けなのかも知れません・・・今年ほど真面目に参拝した事ありませんでした・・・  


Posted by shin344 at 17:53Comments(2)日記