2018年05月20日

神奈川の記憶・・・こぼれ話

A新聞の主催で開かれた講座に行って来ました・・・A新聞の「横浜」欄に掲載されて楽しみに読んでいたその記事を書いた渡辺延志さんが講演されました・・・

約2時間の講演でしたが昔行かされたつまらない講演と違い実に楽しくあっface08と言う間に過ぎました・・・

歴史は時の為政者や権力者により造られると渡辺氏はおっしゃいましたが、私もその事は感じます・・・例えば「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉が明治維新の時うまれましたが、今次大戦でも核兵器で大量殺戮をした米国には何の咎めもないのですから・・・

最近は歴史書も維新時の賊軍と位置づけられた佐幕軍たちにスポットを当てて来ましたが、私の子供の頃は少年漫画でも「勤王の志士」は良い人で新選組など佐幕派は悪役だとするものが多かったように思います・・・

最後に渡辺氏がこぼれ話のこぼれ話的な非常に興味深い話しを紹介されていました・・・私が日本刀と言いますと右の写真のような「造り」のものを思いますが実は戦国乱世の頃にこんな造りの刀で戦ったらまずまともに戦えないし、刀身が飛んで行ってしまうらしいです・・・戦国の頃は剣道場で使う竹刀の柄のような鹿革を巻いていたそうです・・・

刀が装飾品や武士のステータスシンボルのようになった江戸時代にこう言う柄の造りが生まれたそうです・・・私は時代小説や時代劇が好きですが、戦国時代に上のような日本刀で戦っていたら時代考証がちょっと?と言うことになるのでしょうね・・・

まだまだ紹介したい興味深い事はありますが、一般常識とされている歴史にも冷静に見方を変えると裏の歴史も見えて来ると言うのが漠然としていますが少し理解できました・・・

(追記)・・・この当時トップシークレットだった原爆投下予定の都市名ですが、横浜は3番目の候補地だったそうです。このリストでの3番目がどのような理由で消えたのかは不明ですが投下されたとしたら私も今ここに居たのかどうかは分かりません・・・

ショックだったのは京都が2番目の候補地だった事、昔学校で京都には貴重な神社仏閣など大切なものがあるのでアメリカ軍にもこう言った貴重な宝を失うのを惜しむ人が居て爆撃されなかったと、教えてくれた教師がいて、私も深く納得したものですが、60数余年で完全に覆ってしまいました・・・因みに京都が対象から外れたのは、京都に原爆を投下したとしたら、日本は絶対に戦争を止めないと判断したからだそうです・・・

戦争なんてそんなものでしょう・・・タリバーンやISが古代遺跡を破壊するのを憤って観ていますが、戦争など所詮狂気の何事でもないという事です・・・


  


Posted by shin344 at 17:08Comments(2)日記