2007年01月17日

吉田新田物語12・・・太田屋新田1

吉田新田の埋め立てが行われた時代は各地域で新田が多く開発されました。初代吉田勘兵衛さん自身も、吉田新田埋め立ての前に、東京千住で埋め立て事業を行った事は前述の通りです。現在の横浜を形造る埋め立てで忘れてはならないのが、太田屋新田です。吉田新田物語12・・・太田屋新田1ここに一枚の地図がありますが、これは、慶応2年(1866)の大火(豚屋火事とも言われ、豚肉料理店から出火)の消失地域を表した、ジャパン・ヘラルド紙の記事です。黒塗りになった場所が消失地域ですが、遊郭(現横浜公園)への堤の角の店から出火して遊郭はおろか、本町方面までの広範囲が消失しました。この火事が太田屋新田西部地区の埋め立てに拍車をかけた事は確かな事です。

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Posted by shin344 at 09:47│Comments(2)歴史
この記事へのコメント
こんにちは♪

太田屋新田は遊郭街を作るために埋め立てられたように感じられます。

もしも豚屋火事が起こらなかったならば
その後の都市計画はどうなっていたのか・・・。
大きな火災が起きたことにより横浜公園が設置されたと思いますので
豚屋火事がなければもっと密集した町並みが出来上がってしまい
関東大震災での被害も大きくなったいたでしょうね。

本日は阪神大震災から12年。
被害者の方々のご冥福を祈るとともに
防災に対する心構えをもう一度改めたいと思います。
Posted by バック at 2007年01月17日 12:29
☆バックさん。バックさん、かなり勉強なさっていますね。紅葉坂の各施設のお話しとか、掃部山公園の事など本当に良くご存知ですね。勉強になります。井伊直弼が桜田門外で暗殺された次の年、万延2年に、横浜村民が、元町へ強制移住させられた事などから、当時の攘夷運動の激しさが分かりますね。おっしゃる通りで、豚屋火事(慶応2年の暮れは他にも3件位火事があったそうですよ)で、外国居留民から、火除地を造ってくれという要求が強かったようですから、あの火事がなれば、別な街並みになっていたかも知れませんね。歴史に「もし」は無いなどと良く言われますが、そうして色々とifを想像するのは、ただ漫然と街を歩いているより数倍も楽しいですね♪
Posted by scemo3440 at 2007年01月17日 17:32
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